本記事では、英会話教室NOVAで起きた事件の真相や、不祥事が起きた理由、現在の状況などについて解説していきます。
先に結論から言うと、たしかにNOVAは資金の過剰投資が原因で2007年10月に経営破綻を起こしていますが、現在は事業の在り方を見直し、無事にV字回復を達成しているようです。
というわけで、NOVAで不祥事が起きた理由や現在の状況についてさらに詳しく知りたい方は、本記事の続きを。
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英会話教室NOVAの事件とは?
まずは英会話教室NOVAの事件の概要について解説します。
以前までNOVAは「受講料の前払い」というビジネスモデルをとっていました。
そのためNOVAの会社内では”授業プランを売る”ことが目的になっており、入会後のフォロー体制や、継続して通ってもらうための努力を怠っていたようです。
その結果、徐々に生徒さんの満足度は下がっていきます。
そんな状況の中で会社側は受講料を前払いでもらっているため、資産が一時的に潤います。その資金を使い、家賃が高い駅前にガンガン新しい校舎を作っていったんですよね。
NOVAは急速な店舗展開や生徒数の増加に伴い、新たな支店や施設を開設しましたが、ある時、この拡大過程で経営の運営や管理が追いつかなってしまいます。
同時に、新たな施設の運営費用や人件費の増大、顧客からの契約解消や収入減少などが経営に打撃を与えました。
そして最終的にNOVAは多額の負債を抱え、支払いを行う能力を失い、2007年に経営破綻に至ってしまったようです。
英会話教室NOVAの事件に隠れた2つの不祥事を紹介
2007年に経営破綻=事実上の倒産をしたNOVAですが、この事件の裏側では別の2つの不祥事が起こっていました。
内容は下記の通りです。
- 不祥事①:解約金の返金額事件
- 不祥事②:外国人講師への給料未払い事件
上記2つの不祥事も重なり、結果として439億円という巨額の負債を抱えてしまったんですね。
こちらもサクッと確認しておきましょう。
不祥事①:解約金の返金額事件
NOVAで起きた不祥事1つ目は、解約金の返金額事件です。
NOVAは以前、最初にポイントを購入し、それを使って授業を受ける方法を採用していました。
しかし、このポイントを解約する際の返金額の計算方法に問題があり、生徒たちが予想していた金額と実際の返金額が大きく異なりました。
それにより多くの生徒が不満を抱き、相談が殺到し、さらに訴訟を起こす生徒も出ました。
結果として、裁判の判決ではNOVAが特定商取引法に違反していると認定され、ポイントは購入時の価格で返金されることが決定されましたが、大量のポイントを購入することで授業料がお得になっていたため、解約金額は会社の想像を上回る16億円にまでのぼっていたようです。
中には全額返金されなかった生徒もいたみたいですね。
不祥事②:外国人講師への給料未払い事件
NOVAで起きた不祥事2つ目は、外国人講師への給料未払い事件です。
NOVAの問題は単に解約金の返金だけでなく、外国人講師への未払い給料も大きな問題でした。16億円もの解約金の支払いに加えて、NOVAは資金不足に直面していました。
同社は多くの駅前に校舎を構えており、高額な家賃負担も抱えていました。
この背景の中で、外国人講師への給料支払いが滞ったのは2007年8月のことでした。その時点で、約1億円もの未払いが明るみに出たようです。
家賃を天引きするはずの講師に給与が支払われず、その結果、家賃未払いで退去を迫られた講師もいたそうですね。
NOVAの事件の被害者は?ネット上の声を確認しました!
駅前留学NOVAってまだあったの??
なんか事件あって潰れなかったっけ?— 古代な機械はっぴ一 (@AegisGame) January 7, 2016
https://hiro-hasy.com/online-english-lessons/2007年に起きた駅前留学NOVAの不祥事・倒産事件、覚えてますか?
社会人6年目だった私は年間35万円のコースに申し込んでから3か月通った頃でした😭
今は自宅にいながら激安でオンラインで英語が学べるようになってほんと幸せな時代だと思います😌
— ひろ@サイドFIREのリアルを届けます (@Hiro_HASYG) October 5, 2023
NOVAの事件についてネット上の声を引用しました。
かなり重大な出来事で、当時はメディアで大きく報道されていたんですよね。
こんな最悪の状況に追い込まれていたNOVAですが、どのようにして経営を立て直したのか。最後にNOVAの現状について確認していきましょう。
NOVAの現在の状況は?どのように体制を立て直したのか解説!
この章ではNOVAの現在の状況について、どのように体制を立て直したのかなども含め解説していきます。
内容は下記の通りです。
- NOVAの現状①:前払い制から月謝制に変更
- NOVAの現状②:英語以外の多様なニーズに応える
- NOVAの現状③:オンライン英会話との併用体制を整える
本当に安心して通える英会話教室になっているのか、最終チェックをしておきましょう。
NOVAの現状①:前払い制から月謝制に変更
NOVAの現状1つ目は、前払い制から月謝制に変更したことです。
現在NOVAは「1万円ポッキリ留学」「2万円マンツーマン留学」ような定額制プランを多数揃えており、1ヵ月ごとに続けるかどうかを選択できるようになりました。
さらに料金体系を明瞭化し、高額な入会金制度を廃止したのも大きな変化の1つですね。
NOVAの現状②:英語以外の多様なニーズに応える
2つ目の現状は、英語以外の多様なニーズに応えるようになったことです。
最近、趣味・旅行のために中国語や韓国語を習いたいという生徒が急増しており、英語以外の言語のニーズが高まっています。
さらにコロナも終息しつつあり、海外旅行を楽しむ人はどんどん増えていくでしょう。
そんな現代のニーズに合わせて、英語以外の言語についても今以上にサービスを充実させる必要性があると、NOVAは認識しているようです。
今後の新サービスの登場にも期待できそうですね。
NOVAの現状③:オンライン英会話との併用体制を整える
NOVAの現状最後は、オンライン英会話との併用体制を整えていることです。
コロナによって一気にオンライン英会話の需要が高まりましたが、教室に通って学ぶことの強みもあります。
- 気軽に質問できる環境
- 学習のサポート・後押し・激励など
- 人脈づくり
- 対面で接して学ぶことへの臨場感
そこでNOVAは現在、オンラインと教室に通って学ぶスタイルの両方を取り入れた「ハイブリッド型」にも力を入れているんですよね。
英会話教室NOVAの事件とは?不祥事が起きた理由と現在の状況まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は>英会話教室NOVAの事件の真相について迫っていきました。
結論、現在NOVAは生徒からの信頼を徐々に取り戻し、事業の軌道修正に見事成功したことが分かりました。
本記事が少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。
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